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町奉行
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まちぶぎやう
ふりがな文庫
“
町奉行
(
まちぶぎやう
)” の例文
享保
(
きやうほ
)
の
初
(
はじめ
)
の
頃
(
ころ
)
將軍吉宗公
町奉行
(
まちぶぎやう
)
大岡越前守と
御評議
(
ごひやうぎ
)
あつて或は
農工商
(
のうこうしやう
)
罪
(
つみ
)
なるものに仰付けられ
追放
(
つゐはう
)
遠島
(
ゑんたう
)
の
替
(
かは
)
りに金銀を以て
罪
(
つみ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
ところが
彼
(
か
)
れは、
町奉行
(
まちぶぎやう
)
といふ
重
(
おも
)
い
役目
(
やくめ
)
を
承
(
うけたまは
)
つて、
多
(
おほ
)
くの
人々
(
ひと/″\
)
の
生殺與奪
(
せいさつよだつ
)
の
權
(
けん
)
を、
其
(
そ
)
の
細
(
ほそ
)
い
手
(
て
)
の
掌
(
たなそこ
)
に
握
(
にぎ
)
るやうになると
忽
(
たちま
)
ち一
轉
(
てん
)
して、
彼
(
か
)
れの
思想
(
しさう
)
は
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
御維新の騒ぎで殿様が甲府の
町奉行
(
まちぶぎやう
)
になるところが駄目になつた話やら、その年は実に悪い年で山王様の御祭が満足に出来なかつたことやらを、とぎれとぎれに語り出して
田園の憂欝:或は病める薔薇
(新字旧仮名)
/
佐藤春夫
(著)
享保
(
きやうほ
)
時代。大岡
越前守
(
ゑちぜんのかみ
)
が江戸の
町奉行
(
まちぶぎやう
)
たりし頃。七月初旬の午後。
権三と助十
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
見る者
扨
(
さて
)
こそ
噂
(
うはさ
)
のある
公方樣
(
くばうさま
)
の御落胤の天一坊樣といふ御方なるぞ無禮せば
咎
(
とがめ
)
も有んと恐れざる
者
(
もの
)
もなく此段早くも
町奉行
(
まちぶぎやう
)
大岡越前守殿の
耳
(
みゝ
)
に入り
彼所
(
かしこ
)
は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
各々
(
おの/\
)
も
知
(
し
)
つてゐるだらう、
御城與力
(
おしろよりき
)
や
同心
(
どうしん
)
は、
御城代
(
ごじやうだい
)
へ
勤役中
(
きんやくちう
)
預
(
あづ
)
けおく、といふ
上意
(
じやうい
)
だが、
町奉行
(
まちぶぎやう
)
へは
與力
(
よりき
)
同心
(
どうしん
)
を
勤役中
(
きんやくちう
)
下
(
くだ
)
されおくといふ
上意
(
じやうい
)
になつて
居
(
ゐ
)
る。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
御城與力
(
おしろよりき
)
は、
御城代
(
ごじやうだい
)
の
預
(
あづか
)
り
物
(
もの
)
だが
町奉行
(
まちぶぎやう
)
は
與力
(
よりき
)
同心
(
どうしん
)
を
貰
(
もら
)
つたのだ。
詰
(
つ
)
まり
各々
(
おの/\
)
は
今日
(
けふ
)
から、この
但馬
(
たじま
)
の
貰
(
もら
)
ひ
物
(
もの
)
だ。
貰
(
もら
)
ひ
物
(
もの
)
だから、
活
(
い
)
かさうと
殺
(
ころ
)
さうと
但馬
(
たじま
)
の
勝手
(
かつて
)
だ。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
島秀之助が今日の
振舞
(
ふるまひ
)
後
(
のち
)
に關東へ聞え
器量
(
きりやう
)
格別
(
かくべつ
)
の者なりとて
元文
(
ぐわんぶん
)
三年三月京都
町奉行
(
まちぶぎやう
)
を仰付られ
島長門守
(
しまながとのかみ
)
と
言
(
いひ
)
しは此人なりし同五年江戸町奉行となり
延享
(
えんきやう
)
三年
寅年
(
とらどし
)
免ぜらる
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“町奉行”の解説
町奉行(まちぶぎょう)とは、江戸時代の職名で、領内の都市部(町方)の行政・司法を担当する役職。幕府だけでなく諸藩もこの役職を設置したが、一般に町奉行とのみ呼ぶ場合は幕府の役職である江戸の町奉行のみを指す。また、江戸以外の天領都市の幕府町奉行は大坂町奉行など地名を冠し遠国奉行と総称する。なお、後北条氏の例のように、江戸時代以前に町奉行という役職が用いられたこともある。
(出典:Wikipedia)
町
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
奉
常用漢字
中学
部首:⼤
8画
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
“町奉行”で始まる語句
町奉行所
町奉行付
町奉行衆