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熟
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とく
ふりがな文庫
“
熟
(
とく
)” の例文
いや、
更
(
あらた
)
めて、
熟
(
とく
)
と、見せてもらおうじゃが、まずこっちへ寄らしゃれ。ええ、今の
謡
(
うたい
)
の、気組みと、その
形
(
かた
)
。教えも教えた、さて、習いも習うたの。
歌行灯
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
大岡殿
(
おほをかどの
)
粂之進
(
くめのしん
)
を
白眼
(
にらま
)
れ其方
只今
(
たゞいま
)
公邊
(
かみ
)
の
祿
(
ろく
)
を
頂戴
(
ちやうだい
)
し御役を
勤
(
つと
)
め人の
理非
(
りひ
)
をも
糺
(
たゞ
)
す身の上と云ながら
誠
(
まこと
)
の火付盜賊は是なる伊兵衞を
差置
(
さしおき
)
科
(
とが
)
なき喜八を
捕
(
とら
)
へ
熟
(
とく
)
と
吟味
(
ぎんみ
)
もなく
送
(
おく
)
り
状
(
じやう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
悉
(
こと/″\
)
く
聽
(
き
)
き、
悉
(
こと/″\
)
く
視
(
み
)
て、さて
後
(
のち
)
に
最
(
いっ
)
ち
價値
(
ねうち
)
のあるのを
取
(
と
)
らッしゃれ。
熟
(
とく
)
と
觀
(
み
)
らるゝと、
女
(
むすめ
)
も
其
(
その
)
一人
(
ひとり
)
として
數
(
かず
)
には
入
(
はひ
)
ってゐても、
勘定
(
かんぢゃう
)
には
入
(
はひ
)
らぬかも
知
(
し
)
れぬ。さゝ、一しょにござれ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
熟
(
とく
)
と観察するに、壺中の石の配置や光線が網眼に映る工合、蠅を飛び下す小孔の位地から蠅を持ち行きやる人の手の左右など、雑多の事情に応じて、蠅が孔より飛び入る方角
趨勢
(
すうせい
)
がほぼ定まりある。
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
熟
(
とく
)
と聞かれて嘉川家の一件
豫
(
あらか
)
じめ
推量
(
おしはか
)
られ右島と申す女の殺されし事は正月廿五日
過
(
すぎ
)
の事と思はるゝにより當二月二日
寺社
(
じしや
)
奉行黒田
豐前守
(
ぶぜんのかみ
)
より兩奉行所へ
掛合
(
かけあひ
)
ありし
節
(
せつ
)
の帳面を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
贖
(
あがな
)
ふに足るべきか心を
鎭
(
しづ
)
めて
熟
(
とく
)
と思案を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
熟
常用漢字
小6
部首:⽕
15画
“熟”を含む語句
熟々
熟視
熟睡
早熟
成熟
爛熟
熟〻
半熟
熟柿
熟練
熟考
熟知
未成熟
黄熟
熟兎
未熟
熟慮
熟達
熟実
熟蝦夷
...