“黄熟”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おうじゅく33.3%
くわうじゆく33.3%
こうじゅく33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
外は黄熟おうじゅくした八月の暑熱が、じりじり大地に滲透しみとおるようであった。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
あめふくんだくも時々とき/″\さへぎるとはいへ、あつのもとに黄熟くわうじゆくしたむぎられたときはたけはからりとつて境木さかひぎうゑられてある卯木うつぎのびつしりといたしろはな其處そこにも此處こゝにもつて
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
六月にはいると、麦は黄熟こうじゅくして刈り取られ、胡瓜きゅうりくきみじかきに花をもち、水草のあるところにはほたるやみを縫って飛んだ。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)