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渇
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かは
ふりがな文庫
“
渇
(
かは
)” の例文
されど我をして目を
醒
(
さま
)
しゐて
永遠
(
とこしへ
)
に見しめまたうるはしき願ひに
渇
(
かは
)
かしむる聖なる愛のいよ/\
遂
(
と
)
げられんため 六四—六六
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
慾張抜
(
よくばりぬ
)
いて
大急
(
おほいそ
)
ぎで
歩
(
ある
)
いたから
咽
(
のど
)
が
渇
(
かは
)
いて
為様
(
しやう
)
があるまい
早速
(
さつそく
)
茶
(
ちや
)
を
飲
(
のま
)
うと
思
(
おも
)
ふたが、まだ
湯
(
ゆ
)
が
沸
(
わ
)
いて
居
(
を
)
らぬといふ。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
その時の平岡は、熱病に
罹
(
かゝ
)
つた
人間
(
にんげん
)
の如く
行為
(
アクシヨン
)
に
渇
(
かは
)
いてゐた。彼は
行為
(
アクシヨン
)
の結果として、富を冀つてゐたか、もしくは名誉、もしくは権勢を冀つてゐたか。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
恐ろしく喉が
渇
(
かは
)
いて居るので、頭を擡げて見𢌞したが、下に持つて行つたと見えて鐵瓶が無い。
菊池君
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
長い間乾き切つて
烙
(
や
)
きつきさうになつてゐた私の胸も、その響きに合せて高まり、活々とした血が漲り——私の肉體は
更生
(
かうせい
)
を望み——私の魂は清らかな歡喜に
渇
(
かは
)
いてゐるのでした。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
▼ もっと見る
それから二た刻あまり、八五郎は
漸
(
ようや
)
く目が覺めました。滅法喉が
渇
(
かは
)
きます。
銭形平次捕物控:308 秋祭りの夜
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
女は青い葉の
間
(
あひだ
)
から、
果物
(
くだもの
)
を取り
出
(
だ
)
した。
渇
(
かは
)
いた人は、
香
(
か
)
に
迸
(
ほとば
)
しる甘い露を、したゝかに飲んだ。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
岩魚
(
いはな
)
の
大
(
だい
)
を三
匹
(
びき
)
食
(
く
)
つて
咽喉
(
のど
)
を
渇
(
かは
)
かすやうな
尋常
(
じんじやう
)
なのではない。
和井内
(
わゐない
)
自慢
(
じまん
)
のカバチエツポの
肥
(
ふと
)
つた
処
(
ところ
)
を、
二尾
(
ふたつ
)
塩焼
(
しほや
)
きでぺろりと
平
(
たひら
)
げて、あとをお
茶漬
(
ちやづけ
)
さら/\で
小楊子
(
こようじ
)
を
使
(
つか
)
ふ。……
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
渇
常用漢字
中学
部首:⽔
11画
“渇”を含む語句
渇仰
饑渇
渇望
随喜渇仰
渇仰者
飢渇
枯渇
渇水
渇驥
涸渇
久渇
渇情
渇者
渇虎
渇命
満都渇仰
而生渇仰心
渇仰随喜
大飢渇
信心渇仰