“渇仰者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かつごうしゃ66.7%
かつがふしや16.7%
かつこうしゃ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうして不空羂索観音の渇仰者（かつごうしゃ）であるＺ君に冑（かぶと）をぬいだ。しかし美しいのはただ本尊のみではない。周囲の諸像も皆それぞれに美しい。
古寺巡礼 (新字新仮名) ／ 和辻哲郎(著)
言ふまでもなくこの男は、大のフエミニストで、吉原禮讃者で、そして、歌舞の菩薩（ぼさつ）の渇仰者（かつがふしや）だつたのです。
銭形平次捕物控：314 美少年国 (旧字旧仮名) ／ 野村胡堂(著)
この美しい娘お綾を続（めぐ）って、幾多の渇仰者（かつこうしゃ）讃美者が渦を巻いたことは想像に難（かた）くありませんが、その中でも、父親伊奈長次郎組下の若い男で、まだ独り者の秋月九十郎と妻木右太之進が
奇談クラブ〔戦後版〕：04 枕の妖異 (新字新仮名) ／ 野村胡堂(著)