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極度
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きょくど
ふりがな文庫
“
極度
(
きょくど
)” の例文
「わかりません。なにしろ
極度
(
きょくど
)
に
疲
(
つか
)
れていますから。
私
(
わたし
)
は、できるだけの
手当
(
てあ
)
てをいたしますが……。」と、
B医師
(
ビーいし
)
は
答
(
こた
)
えました。
三月の空の下
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
爆撃
(
ばくげき
)
をさけるためですかって。もちろんそれもありましょうが、もう一つの理由は、金博士は宇宙線を
極度
(
きょくど
)
に
避
(
さ
)
けて生活していられるのです。
のろのろ砲弾の驚異:――金博士シリーズ・1――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
水面からそこへうつったのが
極度
(
きょくど
)
の力であったろう。
櫓
(
やぐら
)
の上を
離
(
はな
)
れると、さすがに強い
猛鷲
(
もうしゅう
)
も、むしろくわえている
重量
(
じゅうりょう
)
に引かれこんでゆく
形
(
かたち
)
。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
然るに毎人の能力の発育に天然の
極度
(
きょくど
)
ありて、甲の能力はよく一尺に達するの量あるも、乙はわずかに五寸にとどまりて、如何なる術を施し、如何なる方便を用うるも
文明教育論
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
少くも手を取り足をとるおせっかいは
極度
(
きょくど
)
に
避
(
さ
)
けようと思っている。
親は眺めて考えている
(新字新仮名)
/
金森徳次郎
(著)
▼ もっと見る
富士男の
消息
(
しょうそく
)
を、おそしと待ちかねていた一同は、
極度
(
きょくど
)
に
緊張
(
きんちょう
)
した。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
それまでは
極度
(
きょくど
)
に不便をしのぶほかなかった。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
未知
(
みち
)
の
世界
(
せかい
)
に
憧
(
あこが
)
れる
心
(
こころ
)
は、「
幸福
(
こうふく
)
の
島
(
しま
)
」でも、また、「
禍
(
わざわい
)
の
島
(
しま
)
」でも、
極度
(
きょくど
)
に
達
(
たっ
)
したときは
変
(
か
)
わりがなかったからです。
明るき世界へ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
とにかく一同は、この新兵器の
潜入
(
せんにゅう
)
について、
極度
(
きょくど
)
の注意を払って貰わにゃならぬ。そして一台でも早く見つけたが勝じゃ。一秒間発見が早ければ千人の兵員を救う。
蠅
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
ふたりは
極度
(
きょくど
)
に
疲労
(
ひろう
)
した人のように、
鼾声
(
かんせい
)
をあげて早くも
熟睡
(
じゅくすい
)
した。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
二人
(
ふたり
)
の
黒
(
くろ
)
んぼは、
極度
(
きょくど
)
に
自分
(
じぶん
)
らの
身
(
み
)
のまわりに
集
(
あつ
)
まってくる
人
(
ひと
)
たちをおそれていました。こんなにりっぱな
街
(
まち
)
を
造
(
つく
)
ることのできる
人々
(
ひとびと
)
だから、どんなに
力
(
ちから
)
があるであろう。
幸福に暮らした二人
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
鈴江は自分の
惚
(
ほ
)
れている岡安と
情人
(
じょうじん
)
たる春江とのよい仲に
極度
(
きょくど
)
の
嫉妬
(
しっと
)
をおこし、二人の
逢瀬
(
おうせ
)
が
度々
(
たびたび
)
屋根裏の物置で行われているのを知ったもので、とうとうたまりかねて、春江を殺す決心をした。
電気看板の神経
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
(ドイツ軍の上陸作戦を、
極度
(
きょくど
)
に恐れているのだな)
英本土上陸戦の前夜
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
極
常用漢字
小4
部首:⽊
12画
度
常用漢字
小3
部首:⼴
9画
“極”で始まる語句
極
極楽
極意
極々
極印
極彩色
極道
極端
極月
極力