“潜入”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せんにゅう85.7%
くぐりい14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして城中にとらわれている黒田官兵衛の身と、この城下へ潜入せんにゅうしている黒田家の決死救出組の諸士の行動とをひそかににらみあわせて
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼は自分の部下の警戒線をドンドン破って潜入せんにゅうし、それからパチノ墓地の秘密などをテキパキと調べてゆくことなど、実にあざやかだった。
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)
午後四時頃、麹町永田町なる深川夫人のやしきの庭へ、垣より潜入くぐりいりたる茶褐色の犬あり。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)