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林
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りん
ふりがな文庫
“
林
(
りん
)” の例文
そこへお見舞に行った祖母は、私へのおみやげというので、お菓子や果物を沢山いただいて来て、「
林
(
りん
)
と同じに、孫のように思われる」
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
「なに、
林
(
りん
)
師範だって。そいつあ、えらいもンに見物されたな。ごあいさつせずばなるまい。おい、誰か行って、
丁重
(
ていちょう
)
にお呼びしてこい」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
林
(
りん
)
も御用大事と心得ている人物であるので、外出する時には必ず重要書類を懐中して出て、途中でも二、三度ぐらいは
検
(
あらた
)
めることにしていた。
中国怪奇小説集:10 夷堅志(宋)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
林
(
はやし
)
のおやじ……? ウン。あの若い朝鮮人……
林
(
りん
)
の
親父
(
おやじ
)
だよ。まだ話さなかったっけな……アハハハ。少々酔ったと見えて話が先走ったわい。
爆弾太平記
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
なんかと安物を賣りつけるのから、横濱の
林
(
りん
)
といふ大きな呉服やは、立派なものを置いてゆくのだつた。
日本橋あたり
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
▼ もっと見る
見上ぐれば、蝦夷松椴松
峯
(
みね
)
へ
峰
(
みね
)
へと
弥
(
いや
)
が上に立ち重なって、日の目も
漏
(
も
)
れぬ。此辺はもう
関
(
せき
)
牧場
(
ぼくじょう
)
の西端になっていて、
林
(
りん
)
は直ちに針葉樹の大官林につゞいて居るそうだ。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
即ち
林
(
りん
)
祭酒述斎を始として、柴野栗山、古賀精里等の諸博士である。その二洲でないことは明である。二洲の家にあるものが、ことさらに二洲を訪ふべきでは無いからである。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
朝鮮人を
凡
(
すべ
)
て高麗人と呼ぶのは昔からのならわしである。今も半数は鮮姓を承ぎ、
沈
(
ちん
)
、
崔
(
さい
)
、
鄭
(
てい
)
、
朴
(
ぼく
)
、
金
(
きん
)
、
林
(
りん
)
、
何
(
か
)
、
卞
(
べん
)
等昔のままである。明治までは特殊な部落であって雑婚を堅く封じられた。
苗代川の黒物
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
煙吐く煙突
林
(
りん
)
の
大傾斜
(
おほなだり
)
我が驚くと見やる間も無し
夢殿
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
何を隠そうあの
林
(
りん
)
という青年は朝鮮人じゃないんだ。
林友吉
(
はやしともきち
)
という
爆弾漁業者
(
ドン
)
の一人息子で、友太郎という立派な日本人だ。
爆弾太平記
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
「おっ、やっぱりそうだった。
林
(
りん
)
師範さま、
李小二
(
りしょうじ
)
でございますよ。……いったいまあ、どうしたわけで、こんなところへ」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「なぜ早く聞かせなかった。何とか
穏
(
おだや
)
かな方法もあったろうに、何しろ
林
(
りん
)
はまだ若いから」といわれました。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
……
彼
(
か
)
の
林
(
りん
)
青年……友吉の忰の友太郎が今年の
盂蘭盆
(
うらぼん
)
の十二日の晩に、ヒョッコリと帰って来たのには
胆
(
きも
)
を潰したよ。
爆弾太平記
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
小さな
火燵
(
こたつ
)
に寄りかかって、笑いながら、「こうやって
林
(
りん
)
が立派にやっていられるので、私たちも仕合せなのを喜んでいますが、孫にだって御主人といってもよかろうねえ」
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
さては、
林
(
りん
)
師範へ何か危害がかかったところを、逆に師範のため、都の刺客も
管営
(
かんえい
)
も
差撥
(
さはつ
)
も刺し殺されたにちがいない。日ごろから悪評しきりな管営や差撥だった。命を落したのもいわば天罰……。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
林
常用漢字
小1
部首:⽊
8画
“林”を含む語句
叢林
松林
雑木林
小林
樹林
林泉
竹林
森林
密林
吉林
聖林
灌木林
濶葉樹林
林藏
伯林青
林檎
伯林
梅林
山林
恵林寺
...