“吉林”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きちりん50.0%
きつりん33.3%
キーリン16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吉林きちりんに行き、それから引返してもう一度大連へと戻つて来たが、そこに三四日ゐて、今度は本社の人達にも別れを告げて、朝鮮から帰国の途に就かうとしてゐた。
アカシヤの花 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
朝鮮満洲吉林きつりん黒竜江こくりゅうこうなどは紫色の内にあれど北京とも天津とも書きたる処なきは余りに心細き思ひせらる。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
勃海国というのはその時分、今の満洲の吉林キーリン辺にあった独立国で、時々こうして日本に貢物みつぎものを持って来た事が正史にも載っているがね
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)