“管営”の読み方と例文
読み方割合
かんえい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この頃、とくにこの世界では、賄賂わいろはちっとも悪徳でない。相互の常識なのである。で、管営かんえい差撥さはつ、書記、牢番にいたるまでが
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
牢城の管営かんえい(獄営奉行)、また差撥さはつ(牢番頭)などへ宛てて、それぞれ添書てんしょを書いた上、大銀たいぎん二十五両二ふうをも、あわせ贈って
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「うまくいったなあ、管営かんえい。……やあ、差撥さはつもご苦労だった。これで林冲りんちゅうも、こんがりと、黒こげになったろう」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)