本島ほんとう)” の例文
大日本帝國だいにつぽんていこく海軍大佐櫻木重雄かいぐんたいささくらぎしげを本島ほんとう發見はつけんす、いま大日本帝國だいにつぽんていこく占領地せんりようちなり、おくれてこのしま上陸じやうりくするものは、すみやかにはたいて立去たちさ
今でもパラオ本島ほんとう、殊にオギワルからガラルドへ掛けての島民で、ギラ・コシサンとの妻エビルの話を知らない者は無い。
南島譚:02 夫婦 (新字新仮名) / 中島敦(著)
北海道ほつかいどうには本島ほんとうだけでも駒ヶ岳こまがたけたか千百四十米せんひやくしじゆうめーとる)、十勝岳とかちだけたか二千七十七米にせんしちじゆうしちめーとる)、有珠山うすさんたか七百二十五米しちひやくにじゆうごめーとる)、樽前山たるまへさんたか一千二十三米いつせんにじゆうさんめーとる)の活火山かつかざんがあつて
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
いま本島ほんとう主人公しゆじんこうなる櫻木海軍大佐さくらぎかいぐんたいさ健康けんこうまでもなく、此頃このごろではほとん終日しうじつ終夜しうやを、秘密造船所ひみつぞうせんじよなかおくつてる。
近処の島民に聞くと、二日程前本島ほんとうの何処とかへ行くと言って出掛けたきり帰って来ないのだという。
南島譚:03 雞 (新字新仮名) / 中島敦(著)
不時ふじ天變てんぺんが無ければ、いまより二年にねん月目げつめすなはこれから三度目さんどめ記元節きげんせつむかふるころには、試運轉式しうんてんしき擧行きよかうし、引續ひきつゞいて本島ほんとう出發しゆつぱつして、なつかしき芙蓉ふえうみねのぞこと出來できませう。