“二年”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふたとせ76.9%
にねん15.4%
ふたつ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むかひかたには、常に聖にして、曠野、殉教、つい二年ふたとせの間地獄にへしかの大いなるジョヴァンニの座またこれとなり 三一—三三
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
不時ふじ天變てんぺんが無ければ、いまより二年にねん月目げつめすなはこれから三度目さんどめ記元節きげんせつむかふるころには、試運轉式しうんてんしき擧行きよかうし、引續ひきつゞいて本島ほんとう出發しゆつぱつして、なつかしき芙蓉ふえうみねのぞこと出來できませう。
用は、この小児こども二年ふたつ姉が、眼病——むしろ目が見えぬというほどの容態で、随分実家さとの医院においても、治療に詮議せんぎを尽したが、そのかいなく、一生の不幸になりそうな。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)