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旅芸人
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たびげいにん
ふりがな文庫
“
旅芸人
(
たびげいにん
)” の例文
このとき、
盲目
(
もうもく
)
の
母親
(
ははおや
)
の
手
(
て
)
を
引
(
ひ
)
きながら、十五、六の
娘
(
むすめ
)
が、
雪道
(
ゆきみち
)
を
歩
(
ある
)
いていきました。
母親
(
ははおや
)
は
三味線
(
しゃみせん
)
を
抱
(
かか
)
えていました。
旅芸人
(
たびげいにん
)
です。
雪消え近く
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
かれはどこかの町で見かけた
旅芸人
(
たびげいにん
)
の
所作
(
しょさ
)
を思いうかべて、わざと、
興
(
きょう
)
をそえながら、
杖
(
つえ
)
でクルリと
円形
(
えんけい
)
の
線
(
せん
)
をえがいて
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それにしても、子どもたちの話では、おまえはまた
旅芸人
(
たびげいにん
)
になると言っているそうだが、おまえもう、あの寒さと
空腹
(
くうふく
)
で死にかけたことを
忘
(
わす
)
れたのかえ
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
終
(
つひ
)
に斃れし
旅芸人
(
たびげいにん
)
のかつぽれが
臨終
(
りんじゆう
)
の
道化姿
(
どうけすがた
)
ぞ目に浮ぶ。
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
遠
(
とお
)
ざかった
時分
(
じぶん
)
、こんどは、ドンコ、ドンコと、たいこをたたいて、
町
(
まち
)
の
中
(
なか
)
を、
旅芸人
(
たびげいにん
)
をのせた、
人力車
(
じんりきしゃ
)
が、
列
(
れつ
)
をつくって、
顔見世
(
かおみせ
)
に、まわりました。
風七題
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
閣下は
果
(
は
)
たして、右の権力より発動しまするところのご
命令
(
めいれい
)
をもって、われわれごときあわれむべき
旅芸人
(
たびげいにん
)
が
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
そうかと思うと、
鮨売
(
すしう
)
りの声やもろこし
団子
(
だんご
)
や
味噌田楽
(
みそでんがく
)
の
食
(
く
)
い物屋、
悠長
(
ゆうちょう
)
に
尺八
(
しゃくはち
)
をながしてあるく
虚無僧
(
こむそう
)
があるかと思えば、
鄙
(
ひな
)
びた
楽器
(
がっき
)
をかき鳴らしてゆく
旅芸人
(
たびげいにん
)
の
笠
(
かさ
)
のむれ——。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
中
(
なか
)
でも、いちばん
心
(
こころ
)
をひかれたのは、もう、七、八
年
(
ねん
)
も
前
(
まえ
)
になるが、五、六
人
(
にん
)
連
(
づ
)
れの
旅芸人
(
たびげいにん
)
が、ある
日
(
ひ
)
、
急
(
いそ
)
いでここの
港
(
みなと
)
から、
船
(
ふね
)
に
乗
(
の
)
って
出立
(
しゅったつ
)
したときのことであります。
海と少年
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“旅芸人”の解説
旅芸人(たびげいにん、en: itinerant performer)とは、旅をしながら芸をする芸人、またはそれを行う事で金銭を得、生計を立てている人。
(出典:Wikipedia)
旅
常用漢字
小3
部首:⽅
10画
芸
常用漢字
小4
部首:⾋
7画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“旅”で始まる語句
旅
旅籠
旅籠屋
旅人
旅宿
旅行
旅館
旅商人
旅立
旅舎