戦乱せんらん)” の例文
いや、おんみずからのご不自由ふじゆうよりも、戦乱せんらんのちまたにえひしがれている民のうえにご宸念しんねんやすませられたことがない。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
戦乱せんらんの途中で、ここを港にする必要が出来て、こんなものが出来上ったらしい。殺風景で、いい感じはしなかった。
霊魂第十号の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そしてちかうち黄道吉日こうどうきちにちえらんで、婚礼こんれいしきげようとしていたさいに、不図ふとおこりましたのがあの戦乱せんらんもなく良人おっととなるべきひと戦場せんじょうつゆ
ながあいだ江戸時代えどじだい泰平たいへいゆめやぶれるときがきました。江戸えど街々まちまち戦乱せんらんちまたとなりましたときに、この一人々ひとびとも、ずっととおい、田舎いなかほうのがれてきました。
さかずきの輪廻 (新字新仮名) / 小川未明(著)
城内じょうない長屋ながやというのは、たちにつめている常備じょうびさむらい雑人ぞうにんたちの住居すまいで、重臣じゅうしんでも、一ちょう戦乱せんらんでもあって籠城ろうじょうとなるような場合ばあいには、城下の屋敷やしきからみな妻子眷族さいしけんぞくを引きあげてここに住まわせ
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)