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徃
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い
ふりがな文庫
“
徃
(
い
)” の例文
気になるから
徃
(
い
)
って見たが。どうでもない
矢張
(
やはり
)
男等が
云
(
い
)
う通りにちがいないようであった
牛舎の日記
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
新「あの師匠の枕元でお
飯
(
まんま
)
を
喫
(
たべ
)
ると、おち/\
咽喉
(
のど
)
へ通りませんから、何処かへ
徃
(
い
)
ってお飯を喫べようと思うが、一人では極りが悪いから一緒に往っておくんなさいませんか」
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
彼
(
かれ
)
は
此
(
この
)
晩
(
ばん
)
に
限
(
かぎ
)
つて、ベルを
鳴
(
な
)
らして
忙
(
いそ
)
がしさうに
眼
(
め
)
の
前
(
まへ
)
を
徃
(
い
)
つたり
來
(
き
)
たりする
電車
(
でんしや
)
を
利用
(
りよう
)
する
考
(
かんがへ
)
が
起
(
おこ
)
らなかつた。
目的
(
もくてき
)
を
有
(
も
)
つて
途
(
みち
)
を
行
(
ゆ
)
く
人
(
ひと
)
と
共
(
とも
)
に、
拔目
(
ぬけめ
)
なく
足
(
あし
)
を
運
(
はこ
)
ばす
事
(
こと
)
を
忘
(
わす
)
れた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
家鼬
(
いへいたち
)
尾たるる
相
(
さう
)
のむかしがほや
瓜
(
うり
)
ひとめぐり
嗅
(
か
)
ぎても
徃
(
い
)
ぬる
恋衣
(新字旧仮名)
/
山川登美子
、
増田雅子
、
与謝野晶子
(著)
彼
(
かれ
)
は
年來
(
ねんらい
)
東京
(
とうきやう
)
の
空氣
(
くうき
)
を
吸
(
す
)
つて
生
(
い
)
きてゐる
男
(
をとこ
)
であるのみならず、
毎日
(
まいにち
)
役所
(
やくしよ
)
の
行通
(
ゆきかよひ
)
には
電車
(
でんしや
)
を
利用
(
りよう
)
して、
賑
(
にぎ
)
やかな
町
(
まち
)
を二
度
(
ど
)
づゝは
屹度
(
きつと
)
徃
(
い
)
つたり
來
(
き
)
たりする
習慣
(
しふくわん
)
になつてゐるのではあるが
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
と云うので御酒を召上ったが、少し飲過ぎて心持がわるいと
小用場
(
こようば
)
へ
徃
(
い
)
ってから
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
用談
(
ようだん
)
はこんな
所
(
ところ
)
に
徃
(
い
)
つたり
來
(
き
)
たりして、
遂
(
つひ
)
に
要領
(
えうりやう
)
を
得
(
え
)
なかつた。
仕舞
(
しまひ
)
に
宗助
(
そうすけ
)
が
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
徃
部首:⼻
8画
“徃”を含む語句
徃來
徃来
徃時
徃々
徃昔
徃復
右徃左徃
已徃
徃日
徃生
徃診
来徃