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嶮
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けはし
ふりがな文庫
“
嶮
(
けはし
)” の例文
が、
最
(
も
)
う
目貫
(
めぬき
)
の
町
(
まち
)
は
過
(
す
)
ぎた、
次第
(
しだい
)
に
場末
(
ばすゑ
)
、
町端
(
まちはづ
)
れの——と
言
(
い
)
ふとすぐに
大
(
おほき
)
な
山
(
やま
)
、
嶮
(
けはし
)
い
坂
(
さか
)
に
成
(
な
)
ります——あたりで。
雪霊記事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
更に進んで「
仄歩
(
しよくほ
)
山
嶮
(
けはし
)
けれども。
蕨
(
わらび
)
を
首陽
(
しゆやう
)
に折るの怨なく。
岩窓
(
がんさう
)
に梅遅けれども。
嫁
(
とつぎ
)
て胡語を学ぶの悲みなし。」といふに至りては、伏姫の心既に平滑になりて、苦痛全く
痊
(
い
)
え
処女の純潔を論ず:(富山洞伏姫の一例の観察)
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
○かくて
中
(
なか
)
の
平
(
たひら
)
村(九軒)
天酒
(
あまさけ
)
村(二軒)
大赤沢
(
おほあかさは
)
村(九軒)を
歴
(
へ
)
たる道みな
嶮
(
けはし
)
き
山行
(
やまぶみ
)
して此日
申
(
さる
)
の
下刻
(
さがり
)
やう/\小赤沢にいたりぬ。こゝには人家廿八軒ありて、秋山の中二ヶ所の大村也。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
ト
車
(
くるま
)
は、
急
(
きふ
)
に
石磈路
(
いしころみち
)
に、がた/\と
音
(
おと
)
を
立
(
た
)
てて
山
(
やま
)
の
裾
(
すそ
)
へ
曳込
(
ひきこ
)
んだが、ものの
半町
(
はんちやう
)
もなしに、
直
(
す
)
ぐ
上
(
あが
)
り
口
(
ぐち
)
の、
草深
(
くさぶか
)
い
嶮
(
けはし
)
い
坂
(
さか
)
に
成
(
な
)
るのであるから、
默
(
だま
)
つて
居
(
ゐ
)
ても
其處
(
そこ
)
で
留
(
と
)
まつた。
月夜車
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
嶮
漢検1級
部首:⼭
16画
“嶮”を含む語句
嶮岨
嶮峻
峻嶮
嶮所
嶮路
天嶮
嶮山
嶮崖
嶮隘
嶮悪
嶮難
嶮要
嶮城
人痛嶮艱
嶮道
嶮峰
山嶮
嶮峻巍峨
嶮峡
嶮坂
...