“嶮峰”の読み方と例文
読み方割合
けんぽう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この巴西方面から閬中ろうちゅう重慶じゆうけいの北方)のあたりは、山みな峨々として、谷は深く、嶮峰けんぽうは天にならび、樹林は千じんの下にうずもれ、いったいどこに陣し
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
山中の闇をさまよいながら、しきりと苦慮してみたが、麓へ降りれば、すべて呉の陣に満ちているし、仰げば峨々たる西山せいざん嶮峰けんぽうのみである。折角、小舎は出てきたものの
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)