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山氣
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やまぎ
ふりがな文庫
“
山氣
(
やまぎ
)” の例文
新字:
山気
ソレから其年靜岡に行くまでには馬鹿な危險の目にも
自
(
おのづ
)
から出遇ツたし、今考へて見るとお話しをするにも困る程の始末だが、たゞ其頃は
些
(
すこ
)
しも
山氣
(
やまぎ
)
なし
兵馬倥偬の人
(旧字旧仮名)
/
塚原渋柿園
、
塚原蓼洲
(著)
何處
(
どこ
)
迄
(
まで
)
山氣
(
やまぎ
)
があるんだか
分
(
わか
)
らないんで、
私
(
わたし
)
も
少々
(
せう/\
)
劍呑
(
けんのん
)
になつてるんですよ。
夫
(
それ
)
でも
離
(
はな
)
れてゐるうちは、まあ
何
(
ど
)
うかしてゐるだらう
位
(
ぐらゐ
)
に
思
(
おも
)
つて
放
(
はふ
)
つて
置
(
お
)
きます。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
叔父
(
をぢ
)
は
事業家
(
じげふか
)
で
色々
(
いろ/\
)
な
事
(
こと
)
に
手
(
て
)
を
出
(
だ
)
しては
失敗
(
しつぱい
)
する、
云
(
い
)
はゞ
山氣
(
やまぎ
)
の
多
(
おほ
)
い
男
(
をとこ
)
であつた。
宗助
(
そうすけ
)
が
東京
(
とうきやう
)
にゐる
時分
(
じぶん
)
も、よく
宗助
(
そうすけ
)
の
父
(
ちゝ
)
を
説
(
と
)
き
付
(
つ
)
けては、
旨
(
うま
)
い
事
(
こと
)
を
云
(
い
)
つて
金
(
かね
)
を
引
(
ひ
)
き
出
(
だ
)
したものである。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
專門
(
せんもん
)
は
工科
(
こうくわ
)
の
器械學
(
きかいがく
)
だから、
企業熱
(
きげふねつ
)
の
下火
(
したび
)
になつた
今日
(
こんにち
)
と
雖
(
いへども
)
、
日本中
(
にほんぢゆう
)
に
澤山
(
たくさん
)
ある
會社
(
くわいしや
)
に、
相應
(
さうおう
)
の
口
(
くち
)
の
一
(
ひと
)
つや
二
(
ふた
)
つあるのは、
勿論
(
もちろん
)
であるが、
親讓
(
おやゆづ
)
りの
山氣
(
やまぎ
)
が
何處
(
どこ
)
かに
潛
(
ひそ
)
んでゐるものと
見
(
み
)
えて
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
氣
部首:⽓
10画
“山”で始まる語句
山
山家
山路
山羊
山茶花
山間
山中
山谷
山毛欅
山車