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居
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す
ふりがな文庫
“
居
(
す
)” の例文
八 廣く各國の制度を採り開明に進まんとならば、先づ我國の本體を
居
(
す
)
ゑ風教を張り、然して後
徐
(
しづ
)
かに彼の長所を斟酌するものぞ。
遺訓
(旧字旧仮名)
/
西郷隆盛
(著)
取調べられ三次が白状の
趣
(
おもむ
)
きを申聞らるゝに長庵心中に是はと
仰天
(
ぎやうてん
)
なせしかども
急度
(
きつと
)
腹
(
はら
)
を
居
(
す
)
ゑ
是
(
これ
)
とても更に知らずとの申立によりて又もや三次を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
山里にかくし
居
(
す
)
ゑられて、花、紅葉、月、雪ながめて、いと心ぼそげにて、めでたからむ御文などを、時々待ち見などこそせめとばかり思ひつづけ
かげろふ談義:――菱山修三へ――
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
落草
(
ぬすびと
)
ども道を
塞
(
ささ
)
へて、
行李
(
にもつ
)
も残りなく
奪
(
うば
)
はれしがうへに、人のかたるを聞けば、是より東の方は所々に
新関
(
しんせき
)
を
居
(
す
)
ゑて、
旅客
(
たびびと
)
の
往来
(
いきき
)
をだに
宥
(
ゆる
)
さざるよし。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
源太は
笑
(
ゑみ
)
を含みながら、さあ十兵衞此所へ来て呉れ、関ふことは無い
大胡坐
(
おほあぐら
)
で楽に居て呉れ、とおづ/\し居るを無理に坐に
居
(
す
)
ゑ、
頓
(
やが
)
て膳部も
具備
(
そなは
)
りし後
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
大吉備津日子
(
おほきびつひこ
)
の命と
若建吉備津日子
(
わかたけきびつひこ
)
の命とは、二柱相
副
(
たぐ
)
はして、
針間
(
はりま
)
の
氷
(
ひ
)
の
河
(
かは
)
の
前
(
さき
)
三
に
忌瓮
(
いはひべ
)
を
居
(
す
)
ゑて
四
、針間を道の口として
五
、吉備の國
六
を
言向
(
ことむ
)
け
和
(
やは
)
したまひき。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
且
(
かつ
)
里人のかたるを聞けば、
九四
東海東山の道はすべて新関を
居
(
す
)
ゑて人を
駐
(
とど
)
むるよし。又きのふ京より
九五
節刀使
(
せつとし
)
もくだり給ひて、上杉に
与
(
くみ
)
し、総州の
陣
(
いくさ
)
に向はせ給ふ。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
東湖先生申されしは「小人程才藝有りて用便なれば、用ひざればならぬもの也。去りとて長官に
居
(
す
)
ゑ重職を授くれば、必ず邦家を覆すものゆゑ、決して上には立てられぬものぞ」
遺訓
(旧字旧仮名)
/
西郷隆盛
(著)
関
(
かま
)
うことはない
大胡坐
(
おおあぐら
)
で楽にいてくれ、とおずおずし居るを無理に坐に
居
(
す
)
え、やがて膳部も
具備
(
そなわ
)
りし後、さてあらためて飲み干したる
酒盃
(
さかずき
)
とって源太は
擬
(
さ
)
し、
沈黙
(
だんまり
)
で居る十兵衛に
対
(
むか
)
い、十兵衛
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
すなはち
丸邇坂
(
わにさか
)
に
忌瓮
(
いはひべ
)
を
居
(
す
)
ゑて、罷り
往
(
い
)
でましき。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
居
常用漢字
小5
部首:⼫
8画
“居”を含む語句
住居
芝居
居眠
居住
居候
起居
被居
常居
居室
居合
居堪
居据
居酒屋
蹲居
居所
居間
居処
籠居
安居
芝居気
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