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小
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さゝ
ふりがな文庫
“
小
(
さゝ
)” の例文
文運かの如く開け、且つ古の
律法
(
おきて
)
をたてしアテーネもラチェデーモナも、汝に
比
(
くら
)
ぶればたゞ
小
(
さゝ
)
やかなる治國の道を示せるのみ 一三九—
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
其處に來れば人生の
小
(
さゝ
)
やかな流は皆白く碎ける水泡やどう/\と鳴る音や渦卷や奔流の只中に碎け散つてしまふのです。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
其庵の側に一つの
小
(
さゝ
)
やかなる新塚あり、主が名は言はで、此の里人は只〻
戀塚
(
こひづか
)
々々と呼びなせり。此の戀塚の
謂
(
いはれ
)
に就きて、
最
(
い
)
とも哀れなる物語の
候
(
さふらふ
)
なり
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
小
(
さゝ
)
やかな酒宴などひらいてゐるが、その座敷や臺所で、かひがひしくも立ち働いてゐる安兵衞の新妻や彌兵衞老人の妻は、いかにも良人の大事を理解しきつてゐる姿である。
折々の記
(旧字旧仮名)
/
吉川英治
(著)
梧桐の影深く四方竹の色ゆかしく茂れるところなど
縈
(
めぐ
)
り
繞
(
めぐ
)
り過ぎて、
小
(
さゝ
)
やかなる折戸を入れば、花も此といふはなき小庭の唯ものさびて、
有楽形
(
うらくがた
)
の燈籠に松の落葉の散りかゝり
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
町立病院
(
ちやうりつびやうゐん
)
の
庭
(
には
)
の
内
(
うち
)
、
牛蒡
(
ごばう
)
、
蕁草
(
いらぐさ
)
、
野麻
(
のあさ
)
などの
簇
(
むらが
)
り
茂
(
しげ
)
つてる
邊
(
あたり
)
に、
小
(
さゝ
)
やかなる
別室
(
べつしつ
)
の一
棟
(
むね
)
がある。
屋根
(
やね
)
のブリキ
板
(
いた
)
は
錆
(
さ
)
びて、
烟突
(
えんとつ
)
は
半
(
なかば
)
破
(
こは
)
れ、
玄關
(
げんくわん
)
の
階段
(
かいだん
)
は
紛堊
(
しつくひ
)
が
剥
(
は
)
がれて、
朽
(
く
)
ちて、
雜草
(
ざつさう
)
さへのび/\と。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
ひと日わが心の郊外に
小
(
さゝ
)
やかなる祭ありき。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
汝の叫びの爲す所あたかも
最
(
いと
)
高き巓をいと強くうつ風の如し、是
豈
(
あに
)
譽
(
ほまれ
)
のたゞ
小
(
さゝ
)
やかなる
證
(
あかし
)
ならんや 一三三—一三五
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
まづ
小
(
さゝ
)
やかなる
幸
(
さいはひ
)
を味ひてこれに欺かれ、導者か
銜
(
くつわ
)
その愛を枉げずば即ち馳せてこれを追ふ 九一—九三
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
“小”の意味
《名詞》
(ショウ)ちいさいこと。
(出典:Wiktionary)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
“小”を含む語句
小便
小女
小刀
小屋
小僧
小路
小児
小舟
小童
小人
小竹
矮小
小兒
小娘
小角
小波
小野
小説
小婢
小字
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