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同胞
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どうほう
ふりがな文庫
“
同胞
(
どうほう
)” の例文
「とにかくこんなにたくさんのわれわれの
同胞
(
どうほう
)
が、海底の下わずか百メートルのところに住居をもっているんだ。分ってくれたろうね」
海底都市
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
わが
同胞
(
どうほう
)
はだいたいにおいて
貧乏
(
びんぼう
)
であるから、
富貴
(
ふうき
)
の
誘惑
(
ゆうわく
)
なるものを知らない。
貧乏人
(
びんぼうにん
)
が金持を批評することは、とかく見当が違うことが多い。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
このおそろしい病は世界のいずこの国にも流行してときには一ヵ年に何百万という
同胞
(
どうほう
)
を失った国もありました。
ジェンナー伝
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
世に
所謂
(
いわゆる
)
大義名分
(
たいぎめいぶん
)
より論ずるときは、日本国人はすべて
帝室
(
ていしつ
)
の臣民にして、その
同胞
(
どうほう
)
臣民の間に敵も味方もあるべからずといえども、事の実際は決して
然
(
しか
)
らず。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
万里
(
ばんり
)
の
異域
(
いいき
)
に
同胞
(
どうほう
)
の白骨を見ようとは、富士男にとってあまりに
奇異
(
きい
)
であり
感慨
(
かんがい
)
深きことがらであった。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
▼ もっと見る
世界ぜんたいから見ると人類
同胞
(
どうほう
)
に
貢献
(
こうけん
)
するものが一番えらい。いいかね? わかったかね?
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
けれど
人間
(
にんげん
)
であるうえは、
同胞
(
どうほう
)
がこんな
姿
(
すがた
)
となったのを
見
(
み
)
て、なんとも
心
(
こころ
)
に
感
(
かん
)
じないはずがあろうかと
考
(
かんが
)
えると、むらむらと
義憤
(
ぎふん
)
に
燃
(
も
)
えるのをどうすることもできませんでした。
村へ帰った傷兵
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
昨日
(
きのふ
)
は
圖
(
はか
)
らずも
天外
(
てんぐわい
)
萬里
(
ばんり
)
の
地
(
ち
)
で
我
(
わが
)
同胞
(
どうほう
)
にめぐり
逢
(
あ
)
ひ、
恰
(
あだか
)
も
天
(
てん
)
のなせるが
如
(
ごと
)
き
奇縁
(
きえん
)
にて
今
(
いま
)
は
優美
(
やさし
)
き
春枝夫人
(
はるえふじん
)
、
可憐
(
かれん
)
なる
日出雄少年等
(
ひでをせうねんら
)
と
同
(
おな
)
じ
船
(
ふね
)
に
乘
(
の
)
り
同
(
おな
)
じ
故國
(
ふるさと
)
に
皈
(
かへ
)
るとは
何
(
なに
)
たる
幸福
(
しあはせ
)
であらう。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
そこで今まで述べたシカゴの大会とボストンの公園の集会を見て、我が
同胞
(
どうほう
)
とともに
顧
(
かえり
)
みたいことは、一時の
激昂
(
げきこう
)
に
駆
(
か
)
られて事をなすを慎むべき一点である。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
昨夜のあなたのお
知恵
(
ちえ
)
と
決断力
(
けつだんりょく
)
とに感心して、ぜひ、植民地へいって、かの地の
同胞
(
どうほう
)
たちを助けてやっていただきたいと思い、おうかがいしたのでございます。
ジェンナー伝
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
なぜといって、何十年ぶりかで市民たちが地上へ頭を出したとたん、待っていましたとばかり、敵白人帝国の空中兵団は、われわれ
同胞
(
どうほう
)
の上へ襲いかかったのである。
今昔ばなし抱合兵団:――金博士シリーズ・4――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
早い話が僕の家は両隣りが会社員だ。片一方はビールを
醸造
(
じょうぞう
)
して
同胞
(
どうほう
)
を
酩酊
(
めいてい
)
させるけれど、もう一方は飲み過ぎて
脳溢血
(
のういっけつ
)
を起しても損の行かないように、生命保険を引受けてくれる。
親鳥子鳥
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
土地がせまくなったところへ、海外から大ぜいの
同胞
(
どうほう
)
がもどって来たので、たいへん暮しにくくなり、来る年も来る年も苦しんだことを思い出した。中でも一番苦しかったのは食糧だった。
三十年後の世界
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「人類は皆
同胞
(
どうほう
)
兄弟です。あなたはアダムとエバのお話を御存知ですか?」
凡人伝
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
このときも我が
同胞
(
どうほう
)
であったならば、すぐに
野次馬
(
やじうま
)
が乗り込んで来て
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
土地がせまくなったところへ、海外から大ぜいの
同胞
(
どうほう
)
がもどって来たので、たいへん暮しにくくなり、来る年も来る年も苦しんだことを思い出した。中でも一番苦しかったのは、食糧だった。
三十年後の東京
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
ここで、彼女は、
同胞
(
どうほう
)
のあたたかい同情につつまれて、涙をもよおした。
爆薬の花籠
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
同
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
胞
常用漢字
中学
部首:⾁
9画
“同胞”で始まる語句
同胞達
同胞教会
同胞相剋