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前通
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まへどほ
ふりがな文庫
“
前通
(
まへどほ
)” の例文
女中
(
ぢよちう
)
の
方
(
はう
)
は、
前通
(
まへどほ
)
りの
八百屋
(
やほや
)
へ
行
(
ゆ
)
くのだつたが、
下六番町
(
しもろくばんちやう
)
から、
通
(
とほり
)
へ
出
(
で
)
る
藥屋
(
くすりや
)
の
前
(
まへ
)
で、ふと、
左斜
(
ひだりなゝめ
)
の
通
(
とほり
)
の
向側
(
むかうがは
)
を
見
(
み
)
ると、
其處
(
そこ
)
へ
來掛
(
きかゝ
)
つた
羅
(
うすもの
)
の
盛裝
(
せいさう
)
した
若
(
わか
)
い
奧
(
おく
)
さんの
番茶話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
大正十四年
(
たいしようじゆうよねん
)
の
但馬地震
(
たじまぢしん
)
に
於
(
おい
)
て、
豐岡町
(
とよをかまち
)
の
被害状況
(
ひがいじようきよう
)
の
概報
(
がいほう
)
に、
停車場
(
ていしやじよう
)
の
前通
(
まへどほ
)
り
四五町
(
しごちよう
)
の
間
(
あひだ
)
は
町家
(
ちようか
)
が
將棊倒
(
しようぎだふ
)
しに
潰
(
つぶ
)
れたとあつたが、
震災地
(
しんさいち
)
を
始
(
はじ
)
めて
見學
(
けんがく
)
した
一學生
(
いちがくせい
)
は
其實状
(
そのじつきよう
)
を
見
(
み
)
て
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
庭
(
には
)
は
唯
(
たゞ
)
垣
(
かき
)
一重
(
ひとへ
)
、
二階
(
にかい
)
は
屋根續
(
やねつゞ
)
きと
云
(
い
)
つても
可
(
よ
)
い、
差配
(
さはい
)
も
一
(
ひと
)
つ
差配
(
さはい
)
ながら、
前通
(
まへどほ
)
りと
横町
(
よこちやう
)
で、
引越蕎麥
(
ひつこしそば
)
のおつき
合
(
あひ
)
の
中
(
なか
)
には
入
(
はひ
)
つて
居
(
を
)
らぬから、
内
(
うち
)
の
樣子
(
やうす
)
は
一寸
(
ちよつと
)
分
(
わか
)
らぬ。
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
通
常用漢字
小2
部首:⾡
10画
“前”で始まる語句
前
前後
前途
前方
前垂
前刻
前様
前栽
前屈
前掛