“左斜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひだりななめ66.7%
ひだりなゝめ16.7%
ひだりはす16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、女はその左側にある椅子を引き寄せて、讓とななめに向き合うようにして腰をかけたので、讓もしかたなしに椅子を左斜ひだりななめにして腰をかけた。
蟇の血 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
女中ぢよちうはうは、前通まへどほりの八百屋やほやくのだつたが、下六番町しもろくばんちやうから、とほり藥屋くすりやまへで、ふと、左斜ひだりなゝめとほり向側むかうがはると、其處そこ來掛きかゝつたうすもの盛裝せいさうしたわかおくさんの
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
左斜ひだりはすちや外套氏ぐわいたうしいびきにも黒気こつきつた。
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)