“黒気”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こっき50.0%
こくき33.3%
こつき16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そういえば昨夜、一陣の黒気こっきが立って、月白げっぱくの中空をつらぬきました。なにか、諸公のうちに、凶気を抱く者があるかと思われます」
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
見れば盗み星から一道の黒気こくき、垂れ下っているではございませんか。さよう、お屋敷の屋根棟にな。
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
左斜ひだりはすちや外套氏ぐわいたうしいびきにも黒気こつきつた。
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)