“こくき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
黒気50.0%
國旗25.0%
黒鬼25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
相「ハヽ随分世間には不思議な事も有るものでねえ、何か両国の川の上に黒気こくきでも立ったのか」
昨夜さくや以來いらいわが朝日島あさひじま海岸かいがんは、およかぎ裝飾さうしよくされた。大佐たいさいへ隙間すきまもなくまる國旗こくき取卷とりまかれて、その正面せうめんには、見事みごと緑門アーチ出來できた。
あのづるへんわが故國ここくでは今頃いまごろさだめて、都大路みやこおほぢ繁華はんくわなるところより、深山みやまをくそま伏屋ふせやいたるまで、家々いへ/\戸々こゝまる國旗こくきひるがへして、御國みくにさかえいわつてことであらう。
円頂えんちよう黒鬼こくきに、くひとめらる。
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)