“くろおに”の漢字の書き方と例文
語句割合
黒鬼100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頼光らいこうむすめなぐさめて、おしえられたとおり行きますと、なるほど大きないかめしいてつもんこうにえて、黒鬼くろおに赤鬼あかおにばんをしていました。
大江山 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
黒鬼くろおにか。赤鬼や青鬼の話は聞いたことがあるが、黒鬼にお目にかかったのは、今がはじめてだ。しかし、待てよ。鬼にしては、あいつはつのえていなかったようだぞ」
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それではこの川をまたずんずんのぼっておいでになりますと、てつもんがあって、もん両脇りょうわき黒鬼くろおに赤鬼あかおにばんをしています。
大江山 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
あお着物きもの赤鬼あかおにもいました。あか着物きもの黒鬼くろおにもいました。それが山猫やまねこのようにきらきらひかかりをさきてて、どやどやりてくるのです。
瘤とり (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
なるほど、はなしいたとおり、夜中よなかになると、なんにんとなくあお着物きもの赤鬼あかおにや、あか着物きもの黒鬼くろおにが、てんの目のようにきらきらひかかりをつけて、がやがやいいながらてきました。
瘤とり (新字新仮名) / 楠山正雄(著)