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左斜
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ひだりななめ
ふりがな文庫
“
左斜
(
ひだりななめ
)” の例文
と、女はその左側にある椅子を引き寄せて、讓と
斜
(
ななめ
)
に向き合うようにして腰をかけたので、讓もしかたなしに椅子を
左斜
(
ひだりななめ
)
にして腰をかけた。
蟇の血
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
三造は一服するつもりで、
朱筆
(
しゅふで
)
を置き、体を
左斜
(
ひだりななめ
)
にして
火鉢
(
ひばち
)
の傍にある巻煙草の袋を
執
(
と
)
り、その中から一本抜いてマッチを
点
(
つ
)
けた。
夜
(
よ
)
はよほど
更
(
ふ
)
けていた。
雨夜草紙
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
で、
左斜
(
ひだりななめ
)
にそれて女を追い越したが、女と親しみが無くなるような気がするので、足を遅くして女の往き過ぎるのを待って歩いた。と、女は
揮
(
ふ
)
り返って笑顔を見せた。
牡丹灯籠 牡丹灯記
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
武士は老僧に
詞
(
ことば
)
をかけようと思った。
左斜
(
ひだりななめ
)
にこちらを見ている老僧は右の眼が
開
(
あ
)
いて左の眼が潰れていた。武士はおかしくもあれば驚きもして見るともなしに小僧に眼をやった。
山寺の怪
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
左
常用漢字
小1
部首:⼯
5画
斜
常用漢字
中学
部首:⽃
11画
“左”で始まる語句
左
左様
左右
左手
左樣
左程
左舷
左袒
左褄
左側