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づ
ふりがな文庫
“
出
(
づ
)” の例文
うれしくて走り出づれば金賜べと人の驚く。忘れたり、ゆるされませと赤らみて、金置きてまた駈け
出
(
づ
)
れば、うしろより米はとおらぶ。
雀の卵
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
年頃ともならば別地を知行し賜はるべし。永く忠勤を
抽
(
ぬき
)
ん
出
(
づ
)
可き御沙汰を賜はりしこそ笑止なりしか。
白くれない
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
戸外
(
そと
)
へ
出
(
づ
)
ることを
禁
(
とゞ
)
められた、それゆゑマンチュアの
急用
(
きふよう
)
も
其場
(
そのば
)
で
止
(
と
)
められてしまうたわいの。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
うらも無く我が行く道に
青柳
(
あおやぎ
)
の張りて立てればもの
思
(
も
)
ひ
出
(
づ
)
つも (同・三四四三)
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
うれしくて走り出づれば金賜べと人の驚く。忘れたり、ゆるされませと赤らみて、金置きてまた駈け
出
(
づ
)
れば、うしろより米はとおらぶ。
観相の秋
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
な巧みそ歌に遊ぶと、早や選りそ
言
(
こと
)
のをかしと。心にぞはじめて満ちて、匂ひ
出
(
づ
)
るその
外
(
ほか
)
ならし。遊びつつ
将
(
は
)
たや忘れよ、そのいのち
命
(
いのち
)
とをせよ、
穂積
(
ほづみ
)
の
忠
(
きよし
)
。
黒檜
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
この父ぞこの日を、子の我と酒めせばか、
秀
(
ほ
)
に
出
(
づ
)
る荒み靈。思はぬにうち
勢
(
きほ
)
ひ
嘖
(
ころ
)
ばしにけり。
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
この父ぞこの日を、子の我と酒めせばか、
秀
(
ほ
)
に
出
(
づ
)
る荒み霊。思はぬにうち
勢
(
きほ
)
ひ
嘖
(
ころ
)
ばしにけり。
白南風
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
上つ毛の
加牟良
(
かむら
)
の北に
天
(
あま
)
そそる妙義荒船、
遥
(
はろ
)
ばろと眺めに
出
(
づ
)
れば、この日暮ふりさけ見れば、いや遠し遠き
山脈
(
やまなみ
)
、いや高し高き山脈、いやが
上
(
へ
)
に空に続きて、いや寒く
襞
(
ひだ
)
を重ねて、幾重ね、幾
畳
(
たたなは
)
り
観相の秋
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
上つ毛の
加牟良
(
かむら
)
の北に
天
(
あま
)
そそる妙義荒船、
遥
(
はろ
)
ばろと眺めに
出
(
づ
)
れば、この日暮ふりさけ見れば、いや遠し、遠き
山脈
(
やまなみ
)
、いや高し高き
山脈
(
やまなみ
)
、いやが
上
(
へ
)
に空に続きて、いや寒く
襞
(
ひだ
)
を重ねて、幾重ね、幾
畳
(
たたなは
)
り
観想の時:――長歌体詩篇二十一――
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
柳河、柳河、空ゆうち見れば走り
出
(
づ
)
る子らが騒ぎの手にとるごとし
夢殿
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
豊けかる
退
(
ひ
)
けて
出
(
づ
)
る子がゆふぐれは身のほそりして悲しかるべし
黒檜
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
春の田にうつら啼き
出
(
づ
)
る蟇のこゑえごの木の芽もひらきたるらし
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
春の田にうつら啼き
出
(
づ
)
る蟇のこゑえごの木の芽もひらきたるらし
白南風
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
しゆうしゆうと花火ふき
出
(
づ
)
る竹の筒
幼
(
をさな
)
らすでに
勢
(
きほ
)
ひそめにし
夢殿
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
むきむきに雀啼き
出
(
づ
)
る枝の霜まだ陽は射さね散り
霧
(
き
)
らひつつ
雀の卵
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
挙
(
こぞ
)
り
出
(
づ
)
るこの国原の田植どき植うるかぎりが田にとよみつつ
夢殿
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
冬を眠り春は起き
出
(
づ
)
る田の
室
(
むろ
)
のぬめり
蛙
(
かはづ
)
か覺めつつあるらし
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
冬を眠り春は起き
出
(
づ
)
る田の
室
(
むろ
)
のぬめり
蛙
(
かはづ
)
か覚めつつあるらし
白南風
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
ぽつぽつと雀飛び
出
(
づ
)
る薄の穂
日暮
(
ひぐれ
)
まぢかに眺めてゐれば
雀の卵
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
何時しか沁みて芽に
出
(
づ
)
る
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
み船へまゐ
出
(
づ
)
るは
新頌
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
み船へまゐ
出
(
づ
)
るは
新頌
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
“出”を含む語句
出入
出来
出会
出立
外出
出來
出會
露出
思出
出発
湧出
出端
申出
言出
突出
目出度
出逢
退出
生出
抽出
...