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兵
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つはもの
ふりがな文庫
“
兵
(
つはもの
)” の例文
雷
(
いかづち
)
、大風のやうに聞えければ、平家の
兵
(
つはもの
)
ども、あはや源氏の大勢の向ひたるは——”と名手の声曲で聞かせられると、真に迫ること一倍である。
随筆 新平家
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ここに大山守の命は、天皇の命に違ひて、なほ天の下を獲むとして、その
弟皇子
(
おとみこ
)
を殺さむとする心ありて、
竊
(
みそか
)
に
兵
(
つはもの
)
を
設
(
ま
)
けて攻めむとしたまひき。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
その夢は
早晩
(
いつか
)
醒むべし。トロアスの
兵
(
つはもの
)
黒き蟻の群の如く
獲
(
えもの
)
を載せて岸に達せば、その夢いかでか醒めざることを得ん。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
勝四郎は
雀部
(
ささべ
)
に従ひて京にゆき、絹ども残りなく交易せしほどに、
当時
(
このごろ
)
都は
四三
花美
(
くわび
)
を好む
節
(
とき
)
なれば、
四四
よき徳とりて
東
(
あづま
)
に帰る
用意
(
はかりごと
)
をなすに、
今度
(
このたび
)
上杉の
兵
(
つはもの
)
鎌倉の御所を
陥
(
おと
)
し
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
手もすまに
養
(
か
)
ふ
蚕
(
こ
)
かなしびまた書かず
兵
(
つはもの
)
が妻や
九人
(
ここなたり
)
の母や
黒檜
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
現
(
げ
)
に
吉
(
よ
)
き
兵
(
つはもの
)
かなと見えたり。
武士を夷ということの考
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
見よ
兵
(
つはもの
)
等、われの心は
従軍行
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
(その時に作れる矢は、その箭の同
一七
を銅にしたり。かれその矢を輕箭といふ。)
穴穗
(
あなほ
)
の御子も
兵
(
つはもの
)
を作りたまひき。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
法皇の
兵
(
つはもの
)
は騎馬にて門の傍に控へたり。門の内なる小き園には五色の紙燈を
弔
(
つ
)
り、正面なる大理石階には萬點の燭を點せり。
階
(
きざはし
)
を
升
(
のぼ
)
るときは奇香衣を襲ふ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
召されけり老いし
兵
(
つはもの
)
若やぐと
面
(
おもて
)
もふらね多きかも子ら
黒檜
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
驚きて當藝志美美を
殺
(
し
)
せむとしたまふ時に、神沼河耳の命、その
兄
(
いろせ
)
神八井耳の命にまをしたまはく、「なね
汝
(
な
)
が命、
兵
(
つはもの
)
を持ちて
二
入りて、當藝志美美を殺せたまへ」
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
疆
(
さかひ
)
守
(
も
)
る
兵
(
つはもの
)
も汝が翼を遮ることあるまじきぞ。その一裹は尊き神符にて、また打出の小槌なり。おのが寶を掘り出さんまで、事
闕
(
か
)
くことはあらじ。黄金も出づべし、
白銀
(
しろかね
)
も出づべしといふ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
ひた攻めのぼる
兵
(
つはもの
)
の
勝鬨
(
かちどき
)
すでに年
經
(
ふ
)
りぬ。
新頌
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“兵”の解説
軍隊用語としての兵(へい)は、軍隊の階級区分の一。字義については語源を参照。
(出典:Wikipedia)
兵
常用漢字
小4
部首:⼋
7画
“兵”を含む語句
兵士
水兵
兵糧
大兵
兵部大輔
小兵
軍兵
雑兵
権兵衛
角兵衛獅子
兵法
兵部少輔
竜騎兵
五郎兵衛
兵衞
兵衛
兵粮
砲兵工廠
兵卒
徴兵
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