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依
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たよ
ふりがな文庫
“
依
(
たよ
)” の例文
私は自分の考えることをこの子にも言って置きたいと思って、一生他人に
依
(
たよ
)
るようなこれまでの女の
生涯
(
しょうがい
)
のはかないことなどを話し聞かせた。
分配
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
『あれは
竜神様
(
りゅうじんさま
)
のお
宮
(
みや
)
じゃ。これからは
俺
(
わし
)
にばかり
依
(
たよ
)
らず、
直接
(
じか
)
に
竜神様
(
りゅうじんさま
)
にもお
依
(
たの
)
みするがよい……。』
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
知らないうちに
重囲
(
じゅうい
)
のうちに自分を
見出
(
みいだ
)
した
孤軍
(
こぐん
)
のような心境が、遠くから彼女を襲って来た。彼女は
周囲
(
あたり
)
を見廻した。しかしそこには夫を除いて
依
(
たよ
)
りになるものは一人もいなかった。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
で、われ等がこの際諸子に注意を促したいことは、諸子が神の啓示を判断するに当りては、
須
(
すべか
)
らく自分自身に備われる智慧と知識との光に
依
(
たよ
)
り、断じて経典学者の指示に
依
(
たよ
)
ってはならないことである。
霊訓
(新字新仮名)
/
ウィリアム・ステイントン・モーゼス
(著)
準備
(
じゅんび
)
ができたらすぐに
出掛
(
でか
)
けると
致
(
いた
)
そう。
俺
(
わし
)
が
竜宮
(
りゅうぐう
)
の
入口
(
いりくち
)
まで
送
(
おく
)
ってあげる。それから
先
(
さ
)
きは
汝
(
そち
)
一人
(
ひとり
)
で
行
(
ゆ
)
くのじゃ。
何
(
なに
)
も
修行
(
しゅぎょう
)
の
為
(
た
)
めである。あまり
俺
(
わし
)
に
依
(
たよ
)
る
気
(
き
)
になっては
面白
(
おもしろ
)
うない……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
▼ もっと見る
あなたが
私
(
わたくし
)
の
守護霊
(
しゅごれい
)
であると
仰
(
お
)
っしゃるなら、
何故
(
なぜ
)
もっと
早
(
はや
)
くお
出
(
で
)
ましにならなかったのでございますか?
今迄
(
いままで
)
私
(
わたくし
)
はお
爺様
(
じいさま
)
ばかりを
杖
(
つえ
)
とも
柱
(
はしら
)
とも
依
(
たよ
)
りにして、
心細
(
こころぼそ
)
い
日
(
ひ
)
を
送
(
おく
)
って
居
(
お
)
りましたが
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
依
常用漢字
中学
部首:⼈
8画
“依”を含む語句
依頼
依怙地
依然
依怙
憑依
依嘱
依而
御依頼
依之
依旧
依羅
帰依
依怙贔屓
歸依
依田学海
帰依者
玉依姫
依附
依々
依網
...