乱暴らんばう)” の例文
旧字:亂暴
おゝあつつゝゝゝ。五「乱暴らんばうな人だ、火をつてらア、口の中にきず出来できましたらう。弥「いえ、にゆうが出来できました。 ...
にゆう (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
千代ちいちやんあれなん学校がくかう御朋友おともだち随分ずゐぶん乱暴らんばう連中れんぢうだなアとあきれて見送みおく良之助りやうのすけより低頭うつむくお千代ちよ赧然はなじろめり
闇桜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
江戸児えどつこは……くひものには乱暴らんばうです。九しやうときでも、すしだ、天麩羅てんぷらだつてふんですから。えびほしい……しんじよとでもふかとおもふと、とんでもない。……鬼殻焼おにがらやきいとふんです。
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
これ、たれたよ……だれだ、其処そこあなけたのは、けしからん人だな、張立はりたて障子しやうじへぽつ/\あなけて乱暴らんばう真似まねをする、だれだな、のぞいちやアいかん、だれだ。
にゆう (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
おゝ/\乱暴狼藉らんばうらうぜきで、飛石とびいしなぞはいぬくそだらけにして、青苔あをごけ散々さん/″\踏暴ふみあらし、折角せつかく塩梅あんばいこけむした石燈籠いしどうろうたふし、まつつちまひ、乱暴らんばうだね……何方どちらからお入来いでなすつた。
にゆう (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)