“りけん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:リケン
語句割合
理研41.7%
利剣25.0%
麗娟8.3%
李堅8.3%
利劍8.3%
履軒8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これはもう二十年も前に、倫敦ロンドンでディーケ博士からもらった本である。オランダの理論物理学者であるが、理研りけんしばらく一緒にいたことがあるので、その後も親しくしていた。
たれか知ろう、この舞手まいてがたったいま、一殺いっさつ利剣りけんをもって、幾生いくしょうのいのちを救って出て来たものとは。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おもふに、ゑがける美人びじんは、ける醜女しうぢよよりもなりつたく、かん武帝ぶてい宮人きうじん麗娟りけんとしはじめて十四。たまはだへつややかにしてしろく、うるほふ。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
たきもしめざる蘭麝らんじやおのづからかをりて、くや蛺蝶けふてふ相飛あひとべり。蒲柳ほりう纖弱せんじやく羅綺らきにだもがたし。麗娟りけんつね何處いづくにも瓔珞やうらくくるをこのまず。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
燕王及び張玉、朱能、譚淵たんえん馬雲ばうんの為におおいに敗れて、李堅りけん寗忠ねいちゅう顧成こせい劉燧りゅうすいを失うに至れり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
長興侯ちょうこうこう耿炳文こうへいぶんを大将軍とし、李堅りけん寧忠ねいちゅうえて北伐せしめ、又安陸侯あんりくこう呉傑ごけつ江陰侯こういんこう呉高ごこう都督ととく都指揮としき盛庸せいよう潘忠はんちゅう楊松ようしょう顧成こせい徐凱じょがい李文りぶん陳暉ちんき平安へいあんに命じ、諸道並び進みて
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
不動明王の木像が、その右手に持つた降魔かうま利劍りけんで、金貸叶屋かなうや重三郎を突き殺したといふ、江戸開府以來の大騷ぎがありました。
銭形平次捕物控:130 仏敵 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
みな大阪商人に頭があがりまへんがな、そやかて、大塩平八郎はんも阪者やがな、あないな気骨ある役人、今のお江戸におまへんがな、中井竹山先生たら、履軒りけん先生たら、緒方洪庵先生たら
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)