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はうばい
語句 | 割合 |
傍輩 | 42.9% |
朋輩 | 42.9% |
寶貝 | 14.3% |
大岡殿聞れ大分其方は
神妙者と見える昨年より當年へかけ
傍輩の
中に
暇を取て
下りしと云ふ者か又は
不首尾にて
暇を
遣しとか何か五兵衞方を
年は
隨一
若けれども
客を
呼ぶに
妙ありて、さのみは
愛想の
嬉しがらせを
言ふやうにもなく
我まゝ
至極の
身の
振舞、
少し
容貌の
自慢かと
思へば
小面が
憎くいと
蔭口いふ
朋輩もありけれど
冢を
出でんとするに、
矢あり、
蝗の
如く
飛ぶ。
南房の
人形氏、
矢繼早に
射る
處、
小賊皆倒る。
陽知春一人のみ
命を
全うすることを
得て、
取り
得たる
寶貝は
盡くこれを
冢に
返す。
官も
亦後、
渠を
許しつ。