“ながむし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
長虫66.7%
13.3%
長蟲13.3%
爬虫類6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ことがけを、うへはうへ、いゝ塩梅あんばいうねつた様子やうすが、とんだものにつていなり、およくらゐ胴中どうなか長虫ながむしがとおもふと、かしらくさかくしてつきあかりに歴然あり/\とそれ。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
何と、お行者ぎょうじゃ、未熟なれども、羽黒の小法師こほうし、六しゃくや一じょうながむしに恐れるのでない。こゝがだ。
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
講釋師かうしやくしふ、やりのつかひてにのろはれたやうだがと、ふとると、赤煉蛇やまかゞしであらう、たそがれに薄赤うすあかい、およ一間いつけん六尺ろくしやくあま長蟲ながむしが、がけ沿つた納屋なやをかくして、鎌首かまくびとりせま
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
しかし、やがて、紙帳の裾が、鉄漿おはぐろをつけた口のようにワングリと開き、そこから、穴から出る爬虫類ながむしかのように、痩せた身長せいの高い武士が出て来た。刀をひっさげた左門であった。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)