“つきつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
突付33.3%
突詰16.7%
突附16.7%
附着16.7%
突着8.3%
突迫8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老博士は、ステッキを、機関士の胸元へ突付つきつけて、いかにも、新しい兵器のように見せかけ
怪奇人造島 (新字新仮名) / 寺島柾史(著)
かつて丑の時詣のもの凄い経験がある、そうではなくても、いずれ一生懸命のおんなにも突詰つきつめた絶壁の場合だと思うと、たちまさっと殺気を浴びて、あとへもさきへも足が縮んだ、右へのめれば海へ転がる
遺稿:02 遺稿 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
くびめてころさばころせで、這出はひだすやうにあたま突附つきつけると、真黒まつくろつて小山こやまのやうな機関車きくわんしやが、づゝづと天窓あたまうへいてとほると、やはらかいものがつたやうな気持きもちで、むねがふわ/\と浮上うきあがつて
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
一體いつたい三間みまばかりの棟割長屋むねわりながやに、八疊はちでふも、京間きやうま廣々ひろ/″\として、はしら唐草彫からくさぼりくぎかくしなどがあらうとふ、書院しよゐんづくりの一座敷ひとざしきを、無理むり附着つきつけて、屋賃やちんをおやしきなみにしたのであるから、天井てんじやうたかいが
くさびら (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
小刀こがたなへて突着つきつけた。雪枝ゆきえ胡座あぐら組直くみなほした。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
又私はその引負ひきおひの為に、主人から告訴致されまして、きてをりますれば、その筋の手に掛りますので、如何いかにとも致方いたしかたが御座いませんゆゑ、無分別むふんべつとは知りつつも、つい突迫つきつめまして
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)