“突詰”の読み方と例文
読み方割合
つきつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかも、先方さきは、義理ぎり首尾しゆびで、差當さしあたつてはわるところを、お前樣まへさま突詰つきつめて、つて、かきへいも、押倒おしたふ突破つきやぶる、……ちからで、むね掻毮かきむしるやうにあせるから、をなごせまつて
三人の盲の話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
かつて丑の時詣のもの凄い経験がある、そうではなくても、いずれ一生懸命のおんなにも突詰つきつめた絶壁の場合だと思うと、たちまさっと殺気を浴びて、あとへもさきへも足が縮んだ、右へのめれば海へ転がる
遺稿:02 遺稿 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)