“ちき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
知己70.7%
稚気21.6%
地気1.7%
稚氣1.7%
穉気1.7%
千切0.9%
地紀0.9%
痴戯0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのうちに某町の豪家で婚礼があって、親戚知己をはじめ附近の人びとがめでたい席へ招かれて御馳走になった。それは秋の夜であった。
女賊記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
お重という女は議論でもやり出すとまるで自分を同輩のように見る、だか、親しみだか、猛烈な気性だか、稚気だかがあった。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
第一節は「地気雪と成る弁」であって、天地の間に、三つのがあって、地に近い温際から地気が昇って行って冷際って、温かなる気が消えて雨や雪になるという話が書いてある。
語呂の論理 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
名物切干大根いにほひをなつかしんで、手製ののり稚氣すべきことは、あの渦卷頬張つたところは、飮友達はばへ、なくなつたどもには褒美からうといふ
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
『万葉集』の歌は文学的に作為せしものに非れども、穉気ありて俗気なき処かへつて文学的なる者多し。『新古今集』には間々佳篇あり。『金槐和歌集』には千古の絶唱十首ばかりあるべし。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
すすけた黄褐色千切あるいは分銅形をしたものの、両端にぼんやり青みがかった雲のようなものが見える。ニコルを回転すると、それにつれて、この斑点もぐるぐる回る。
錯覚数題 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
一体ヱネチアと云ふ土地ではさうせずにはゐられぬ事になつてゐる。君も己もヱネチアの子だから為様が無い。二人の痴戯を窮めるのを見て、レオネルロは微笑んだ。
復讐 (新字旧仮名) / アンリ・ド・レニエ(著)