“稚氣(ちき)” の例文
新字:稚気
文化(ぶんくわ)が發達(はつたつ)して來(く)れば、自然(しぜん)何處(どこ)か漠然(ばくぜん)として稚氣(ちき)を帶(お)びて居(ゐ)るやうな面白(おもしろ)い化物思想(ばけものしさう)などを容(い)れる餘地(よち)が無(な)くなつて來(く)るのである。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
名物(めいぶつ)と聞(き)く切干大根(きりぼしだいこん)の甘(あま)いにほひをなつかしんで、手製(てせい)ののり卷(まき)、然(しか)も稚氣(ちき)愛(あい)すべきことは、あの渦卷(うづまき)を頬張(ほゝば)つたところは、飮友達(のみともだち)は笑(わら)はば笑(わら)へ、なくなつた親(おや)どもには褒美(はうび)に預(あづ)からうといふ
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)