“たにかは”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
渓河66.7%
谷川33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
枯(かれ)たる老樹折れて路(みち)に横(よこたは)りたるを踰(こゆ)るは臥竜を踏がごとし。一条(ひとすぢ)の渓河(たにかは)を渉(わた)り猶登る事半里許(ばかり)、右に折れてすゝみ左りに曲(まが)りてのぼる。奇木(きぼく)怪石(くわいせき)千態(せんたい)万状(じやう)筆を以ていひがたし。
枯(かれ)たる老樹折れて路(みち)に横(よこたは)りたるを踰(こゆ)るは臥竜を踏がごとし。一条(ひとすぢ)の渓河(たにかは)を渉(わた)り猶登る事半里許(ばかり)、右に折れてすゝみ左りに曲(まが)りてのぼる。奇木(きぼく)怪石(くわいせき)千態(せんたい)万状(じやう)筆を以ていひがたし。
はや其(そ)の谷川(たにかは)の音(おと)を聞(き)くと我身(わがみ)で持余(もてあま)す蛭(ひる)の吸殻(すひがら)を真逆(まツさかさま)に投込(なげこ)んで、水(みづ)に浸(ひた)したら嘸(さぞ)可(いゝ)心地(こゝち)であらうと思ふ位(くらゐ)、何(なん)の渡(わた)りかけて壊(こは)れたら夫(それ)なりけり。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
天狗道(てんぐだう)にも三熱(ねつ)の苦悩(くなう)、髪(かみ)が乱(みだ)れ、色(いろ)が蒼(あを)ざめ、胸(むね)が痩(や)せて手足(てあし)が細(ほそ)れば、谷川(たにかは)を浴(あ)びると旧(もと)の通(とほり)、其(それ)こそ水(みづ)が垂(た)るばかり、招(まね)けば活(い)きた魚(うを)も来(く)る、睨(にら)めば美(うつく)しい木(き)の実(み)も落(お)つる
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)