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谷川
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たにかは
はや
其の
谷川の
音を
聞くと
我身で
持余す
蛭の
吸殻を
真逆に
投込んで、
水に
浸したら
嘸可心地であらうと思ふ
位、
何の
渡りかけて
壊れたら
夫なりけり。
天狗道にも三
熱の
苦悩、
髪が
乱れ、
色が
蒼ざめ、
胸が
痩せて
手足が
細れば、
谷川を
浴びると
旧の
通、
其こそ
水が
垂るばかり、
招けば
活きた
魚も
来る、
睨めば
美しい
木の
実も
落つる