“じゃく”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ジャク
語句割合
46.6%
42.0%
邪鬼4.5%
3.4%
1.1%
探女1.1%
1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山路を隔てて、ささやかな天女堂、それと縁つづきになって、この頽廃した宿坊が一宇、じゃくねんと。これぞ、奥之院と呼ばるる世外の一廓。
ある偃松の独白 (新字新仮名) / 中村清太郎(著)
背伸せのびをして、三じゃく戸棚とだなおくさぐっていた春重はるしげは、やみなかからおもこえでこういいながら、もう一、ごとりとねずみのようにおとてた。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
故に山羊はあま邪鬼じゃくだというと、これは足の構造に基づくはもちろんながら、山羊、綿羊共に決して一汎いっぱんにいわるるほど柔順でなく卞彬べんぴんは羊性淫にしてもとるといった。
もし人情なるせまき立脚地に立って、芸術の定義を下し得るとすれば、芸術は、われら教育ある士人の胸裏きょうりひそんで、じゃせいき、きょくしりぞちょくにくみし、じゃくたすきょうくじかねば
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
料理屋でめしを注文すれば一ごう二、三じゃくを一人前という。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
姫生い立ちてはたを織る事を能くして常に一間の外に出でず、ある時庭の木に鳥の声して瓜姫の織りたる機の腰にあま探女じゃくが乗りたりけりと聞えければ、夫婦怪しと思いて一間の内に入りて見るに
『後漢書』東夷列伝に、〈韓の東南大海中にあり云々、その地おおむね会稽かいけい東冶とうやの東にあり、朱崖儋耳たんじと相近く、故にその法俗多く同じ云々、土気温暖、冬夏菜茹さいじょを生じ牛馬虎豹羊じゃくなし〉。