“じさん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
持参50.0%
自讃16.7%
自賛16.7%
持參8.3%
自讚8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私(わたくし)が自身(じしん)で持参(じさん)したのはただ母(はは)の形見(かたみ)の守刀(まもりがたな)だけで、いざ出発(しゅっぱつ)と決(きま)った瞬間(しゅんかん)に、今(いま)まで住(す)んで居(い)た小屋(こや)も、器具類(きぐるい)もすうっと消(き)え失(う)せ
と源氏は自讃(じさん)していた。
源氏物語:32 梅が枝 (新字新仮名) / 紫式部(著)
つまり一子高秀が、父道誉の還暦(かんれき)に筆をとり、それに道誉自身が、自賛(じさん)まで添えているのである。貞治五年、ちょうど五百九十五年前の物だ。
随筆 私本太平記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
領主 此(この)書面(しょめん)にて僧(そう)が申條(まうしでう)の證(あかり)は立(た)ったり、情事(じゃうじ)の顛末(てんまつ)、女(をんな)が死去(しきょ)の報告(しらせ)また貧窮(ひんきう)なる藥種屋(やくしゅや)より毒藥(どくやく)を買求(かひもと)めてそれを持參(じさん)し、此處(これ)なる女(をんな)の墓(はか)の中(なか)にて自殺(じさつ)なさん底意(そこい)まで、明白(めいはく)と相成(あひな)ったわ。
……實(じつ)は聞(き)いただけで。私(わたし)の覺(おぼ)えたのは……そんな、そ、そんな怪(け)しからん場所(ばしよ)ではない。國(くに)へ往復(ゆきかへり)の野路(のみち)山道(やまみち)と、市中(しちう)も、山(やま)まはりの神社佛閣(じんじやぶつかく)ばかり。だが一寸(ちよつと)こゝに自讚(じさん)したい事(こと)がある。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)