“しほづけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鹽漬44.4%
塩蔵22.2%
塩漬11.1%
醃11.1%
醃藏11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鯛(たひ)の味噌汁(みそしる)。人參(にんじん)、じやが、青豆(あをまめ)、鳥(とり)の椀(わん)。鯛(たひ)の差味(さしみ)。胡瓜(きうり)と烏賊(いか)の酢(す)のもの。鳥(とり)の蒸燒(むしやき)。松蕈(まつたけ)と鯛(たひ)の土瓶蒸(どびんむし)。香(かう)のもの。青菜(あをな)の鹽漬(しほづけ)、菓子(くわし)、苺(いちご)。
城崎を憶ふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
物を堅実(けんじつ)にするゆゑ塩蔵(しほづけ)にすれば肉類(にくるゐ)も不腐(くさらず)、朝夕嗽(くちそゝぐ)に塩の湯水を以すれば歯(は)をかためて歯の命を長くすといふ。玉栗は児戯(こどもたはふれ)なれど、塩の物を堅(かたく)する証(あかし)とするにたれり。故にこゝに記(しる)せり。
さて、其(それ)から御飯(ごはん)の時(とき)ぢや、膳(ぜん)には山家(やまが)の香(かう)の物(もの)、生姜(はじかみ)の漬(つ)けたのと、わかめを茹(う)でたの、塩漬(しほづけ)の名(な)も知(し)らぬ蕈(きのこ)の味噌汁(みそじる)、いやなか/\人参(にんじん)と干瓢(かんぺう)どころではござらぬ。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
腥(なま)にて喰(しよく)するは○魚軒(さしみ)○鱠(なます)○鮓(すし)也。○烹(に)る○炙(やく)その料理(れうり)によりて猶あるべし。醃(しほづけ)にしたるを塩引(しほびき)また干鮏(からさけ)といひしも古き事、まへに引たる書(しよ)に見えたるがごとし。
竈(かまど)には火燃えて、鍋の裡なる食は煮え上りたり。長き卓あり。市人も田舍人も、それに倚りて、酒飮み、醃藏(しほづけ)にせる豚を食へり。