“かけあが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
駈上65.6%
駆上12.5%
馳上12.5%
驅上9.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
梯子段(はしごだん)の二三段を一躍(ひとと)びに駈上(かけあが)つて人込(ひとご)みの中に割込(わりこ)むと、床板(ゆかいた)の斜(なゝめ)になつた低い屋根裏(やねうら)の大向(おほむかう)は大きな船の底へでも下(お)りたやうな心持(こゝろもち)。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
と黒雲(くろくも)を被(かつ)いだ如(ごと)く、牛(うし)の尾(を)が上口(あがりくち)を漏(も)れたのを仰(あふ)いで、上(うへ)の段(だん)、上(うへ)の段(だん)と、両手(りやうて)を先(さき)へ掛(か)けながら、慌(あはたゞ)しく駆上(かけあが)つた。……月(つき)は暗(くら)かつた、矢間(やざま)の外(そと)は森(もり)の下闇(したやみ)で苔(こけ)の香(か)が満(み)ちて居(ゐ)た。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
山三郎は早くも船より上(あが)りまして新井町へ駈けつけて、家(うち)へ馳上(かけあが)って見るとお母(ふくろ)も妹も居りません、其処(そこ)に留守居をして居るのが馬作一人。
『當(あた)つたぞ/\』と山頂(さんてう)は大歡呼(だいくわんこ)である。余等(よら)は夢中(むちう)に成(な)つて、驅上(かけあが)つて見(み)ると、出(で)たのは出(で)たが、古墳(こふん)には無關係物(むくわんけいぶつ)で、石器時代(せきゝじだい)の遺物(ゐぶつ)たる、石棒頭部(せきぼうとうぶ)(緑泥片岩(りよくでいへんがん))源平時代(げんぺいじだい)の五輪塔(りんとう)の頭部(とうぶ)。