“馳上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かけあが80.0%
はせあが20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
忙がしいのでイライラしていた俺は、二等運転手チャプリンの話が五月蠅うるさかったんだろう。そのまま一気にタラップを馳上かけあがって、船長室に飛込んだ。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
山三郎は早くも船よりあがりまして新井町へ駈けつけて、うち馳上かけあがって見るとおふくろも妹も居りません、其処そこに留守居をして居るのが馬作一人。
だから私しが余物あまりものやろうとして居ると丁度ちょうど其時藻西が階段の所から口笛で呼ましたから犬は泡食あわくって三階へ馳上はせあがッて仕舞ました
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)