“かけのぼ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
馳登50.0%
駈上50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三人は殆ど息もつかずに螺旋階段を馳登かけのぼった。頂上はもとの発光室を改造した夜行虫観測所で、幾種類もの観測鏡や特殊の分光器などが備付そなえつけてある。
廃灯台の怪鳥 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
とじれて、鉄杖てつじょうを抜けば、白銀しろがねの色、月に輝き、一同は、はッと退く。姫、するすると寄り、さっと石段を駈上かけのぼり、柱にすがってきっと鐘を——
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)