“いしやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
衣裳60.0%
衣裝25.0%
意匠5.0%
異象5.0%
衣装5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
薔薇ばら色の翼、金色きんいろの弓、それから薄い水色の衣裳いしやう、——かう云ふ色彩を煙らせた、もの憂いパステルの心もちも佐藤君の散文の通りである。
野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
おもて左右さいうからみせあきらかであつた。軒先のきさきとほひとは、ばう衣裝いしやうもはつきり物色ぶつしよくすること出來できた。けれどもひろさむさをらすにはあまりに弱過よわすぎた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
蘿月らげつは色の白い眼のぱつちりした面長おもなが長吉ちやうきちと、円顔まるがほ口元くちもと愛嬌あいきやうのある眼尻めじりあがつたおいととの、若い美しい二人の姿すがたをば、人情本にんじやうぼんの作者が口絵くちゑ意匠いしやうでも考へるやうに
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
我はかの異象いしやうを見、かのかたちのいかにして圓と合へるや、いかにしてかしこにその處を得しやを知らんとせしかど 一三六—一三八
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
たう秦韜玉しんたうぎよく村女そんぢよに、もつともうらむは年々ねん/\金線きんせんつくらふ他人たにんためよめいり衣装いしやうつくるといひしはむべなる哉々々かな/\/\