“おもいつき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
思付28.6%
思附28.6%
思着14.3%
好奇心7.1%
幻想7.1%
思就7.1%
意匠7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
河合少年の思付おもいつきは、早速さっそくマートン技師からデニー博士に伝えられた。博士はそれを聞いて喜んだ。そしてその方向に、問題を解決する道を進むことになった。
火星探険 (新字新仮名) / 海野十三(著)
どうして歌をお思附おもいつきになったのだろう、よほどおうれしいのに違いないと思いますと、いつか目頭めがしらが熱くなりました。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
可恐おそろしい惨忍ざんにん思着おもいつきが潜んでいるのではないかと、ふと幼心に感づいて、おびえた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「こんな大掛かりの浮き岩を人工で作ったというのは、決して冗談や好奇心おもいつきからではあるまい。きっと必要があったからさ」
合衆国河岸がしに雲集する紳士淑女と高価なる花束を投げ合い、さて軽歩して競技場スタアドに至れば、数十人の気むずかしき審査員は、花の取合せ、幻想おもいつきの巧拙、搭乗者のりて雀斑そばかすの有無
差当り思就おもいつきたるは左の二ヶ条に候、これによって将来の針路を定め、自働的松明を得度えたくと存じ候、他の指導に依頼して暢気な行路をたどりし吾々、にわかに自動的に道を求めねばならぬ境涯
師を失いたる吾々 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
末代に十兵衛という男が意匠おもいつきぶり細工ぶりこれて知れと残そうつもりであろうが、察しもつこう我とてもそれは同じこと、さらにあるべき普請ではなし
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)