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思附
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おもいつき
ふりがな文庫
“
思附
(
おもいつき
)” の例文
「先ず何よりもおよろこびを言わんではなるまい。さて講釈の事だが、これはまた至極のお
思附
(
おもいつき
)
だ。委細承知しました」と抽斎は
快
(
こころよ
)
く諾した。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
どうして歌をお
思附
(
おもいつき
)
になったのだろう、よほどお
嬉
(
うれ
)
しいのに違いないと思いますと、いつか
目頭
(
めがしら
)
が熱くなりました。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
君、なんとすてきな、
思附
(
おもいつき
)
ではありませんか。
D坂の殺人事件
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
ああ、それは
好
(
い
)
い
思附
(
おもいつき
)
だよ。
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
それは
好
(
よ
)
いお
思附
(
おもいつき
)
である。この度の事については、
命乞
(
いのちごい
)
の仲裁なら決して聴くまいと決心していたが、晴がましい
死様
(
しにざま
)
をさせるには及ばぬというお考は道理至極である。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
思
常用漢字
小2
部首:⼼
9画
附
常用漢字
中学
部首:⾩
8画
“思”で始まる語句
思
思召
思出
思案
思惑
思惟
思慮
思想
思切
思遣