“いくせん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
幾千83.3%
幾干16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……巳刻半みのこくはん神田かんだ佐久間町河岸さくまちやうがし材木納屋ざいもくなやからはつして、ひろ十一里じふいちり三十二町半さんじふにちやうはんき、幾千いくせんひところした、はしけたことも、ふねけたことも、今度こんど火災くわさいによくる。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
かはづこゑがます/\たかくなる、これはまた仰山ぎやうさんな、何百なんびやくうして幾千いくせんいてるので、幾千いくせんかはづひとひとがあつて、くちがあつて、あしがあつて、身躰からだがあつて、みづなか
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
あつさはざつへいうへから二階家にかいや大屋根おほやねそらて、はゞひろさはのくらゐまでみなぎつてるか、ほとん見當けんたうかない、とふうちにも、幾干いくせんともなく、いそぎもせず、おくれもせず、さへぎるものをけながら
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)